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どこまで出来てる?「見える化」について考えてみよう!

中尾
中尾
こんにちは!システム担当の中尾です。「見える化」という言葉はよく耳にしますが、具体的に何をどのように「見える」ようにすれば良いか?を考えてみました。

1.「見える化」とは、無意識だったものを意識すること

「見える化」の最大のポイントは、「無意識だったものを意識すること」にあります。どうやって見えるようにするかの方法はさておいて、まず意識しないことには見えてこないのです。

例えば、「1日の売り上げは?」「このお店で一番の人気商品(人気メニュー)は?」という質問には、だいたい間違いのない回答を即答できるのではないでしょうか?なぜなら、普段から意識しているからです。

では、以下の質問にも答えてみてください。
・「お客様1人辺りの客単価は?」
・「曜日毎の平均売り上げは?」
・「年代別の来店率は?」
・「ホームページの1日のアクセス数は?」
・「ホームページにアクセスされたうち、問い合わせまで進む割合は?」
・「リピート顧客が来店する平均頻度(日数)は?」
・「顧客がお店に滞在する平均時間は?」
・「来店数が3回以上の顧客の割合は?」
・「時間帯ごとの、座席の埋まっている割合は?」
・「お店の回転率は?」
・「アルバイトスタッフが3ヶ月以内に辞める割合は?」

ここで重要なのは、この質問に即答できるか、答えが合っているかではなく、その指標を意識しているかどうかです。意識していれば、漠然とでも回答が出るでしょうし、意識していなければ、まったくお手上げとなるかも知れません。

まずは、ご自身の経営のために、売り上げ向上に、顧客満足度向上に、スタッフを育てるために、など目的は色々ありますが、どんな指標が必要になるかを知り、意識をすることです。

2.「見える化」とは、数値化すること

次に重要なのが、きちんと数値化することです。そもそも数値化されてないものは「見えている」とは言えません。
先ほどの質問に回答した場合、答えはすべて数字になります。

数値化するには、2つのステップを踏まないといけません。

①データを取る

まずは、1つ1つのデータをしっかり取っていく必要があります。ノートに手書きする、Excelにデータを入力する、専用のツールやソフトを使うなどの方法があります。

「見える化」の方法を考えたときに、やはり手書きのデータには限界があります。単純に合計を計算するだけでも、ノートに手書きした数字と同じものを、再度電卓に入力しないといけないからです。どのみち電卓の数字キーを押すなら、Excelなどに入力した方が、後々便利です。

②集まったデータを集計する

データは、集めて集計してこそ、価値が出てきます。1日の売り上げ合計であれば、その日の売り上げデータをすべて足すことで、知ることが出来ますし、その合計を来客数で割れば、その日の客単価を知ることができます。集計・分析とか難しい言葉を使っていますが、ほとんどは簡単な計算式で求めることが出来ます。

重要なのは、その式を知っていることと、計算できる環境があることです。

Excelなどにデータを入力し、使うべき指標の計算式を入れておけば、いつでもこの指標は「見える」状態になります。

3.「見える化」とは、あるべき姿とのギャップを知ること

必要な指標は分かって、データも入力した。いつでもこの指標の数字を知ることは出来る。。。
でもそれだけだと、

「だから、何?」

となりますね。せっかく知ることの出来た数値に、意味を持たせないといけません。
意味というのは、この数値が、

多いのか、少ないのか

です。その基準となるのが、「あるべき姿」です。それは、ビジョンや目標から決められる基準です。目標とする売り上げより、多いのか少ないのか。目標としていた割合より、多いのか少ないのか。売り上げのように、基準より多いのを良しとするケースと、例えば「離職率」や「離脱率」のように、基準より少なくするのを良しとするケースに分かれます。

ここで重要なのは、基準値がないと意味がない、ということです。まずはビジョンに沿って明確に「この数字を目指す」を決めるべきです。

4.「見える化」とは、共有化すること

最後に、なぜ「見える化」のするか。それは、さきほど掲げたビジョンにもとづく指標の数値に近づくため、あるいは超えるための「行動」を変えるためです。

・1日の売り上げ目標にあと1万円足りないとしたら、どうすれば達成できるのか。原因となる指標が他にないか。
・稼働率が目標を上回る数値を出しているのに、売り上げ目標に到達しない。もっと客単価を上げるには、どうすれば良いか
・満席のつもりだったけど、稼働率が思ったより低い。もっとお客さんの人数に応じたテーブルの案内に工夫が必要なのではないか

などなど、指標の数字が根拠となって、問題点が浮き彫りとなり、解決策を考えて、行動を変える。最終的な「見える化」とは、単に数値の見える化ではなく、

ビジョン→目標→現状→ギャップ→問題点把握→解決策提示→アクション

を「見える化」して組織で共有することがゴールとなります。その時に、「ビジョン」と「現状」の数値が明確だと、その後のアクションに対する説得力が生まれます。

まとめ

いかがだったでしょうか?「見える化」は単に数値が分かるようにするだけでは足りず、数値の評価基準もセットに考えることが重要です。

「そもそも、データを取ることから始めないと!」
「データは取っているけど、使いたい指標の計算式を入れるのがハードルが高い!」

という方は、お役に立てることがあるかも知れません。
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次回は、「見える化」のはじめの一歩である「データをとる」ことについてお話したいと思います。
「見える化」のはじめの一歩 「データをとる」