Web担当の吉田です。
先日、とあるトークイベントに参加してきました。
イベントでは広告に関する話がメインでしたが、SNSの発信やプレゼンなどにも応用できると感じたので、私なりの視点を交えてレポートします!
もし仮に、
あなたが会社の経営者だとして、
「自社(自分)のサービスをもっとたくさんの人に知ってほしい!」
と思ったとき、
あなただったらどうしますか?
- 身近な人に直接アピールする
- 営業にまわる
- チラシを作って配る
- SNSで発信する
- 広告(宣伝)を打つ
などの方法が浮かぶことでしょう。
では、
上記すべての方法を試せば、
効果が上がるのでしょうか?
答えはNOです。
それはいったいナゼか・・・?
今回の記事は、
「自社(自分)の商品やサービスの価値をキチンと伝えたい方」にとってお役に立てる内容
となっています。
登壇者紹介
本題に入る前に、
私が参加したトークイベントの
登壇者の方をご紹介します。
大手広告代理店「電通」に勤める
日下慶太(くさか けいた)さんです。
日下 慶太
株式会社電通
マーケティング・クリエーティブセンター コピーライター1976年大阪生まれ。チベット、カシミール、アフガニスタンなど世界中を旅をして電通に入社。コピーライターとして勤務する傍ら、写真家、セルフ祭実行委員、UFOを呼ぶバンド「エンバーン」のリーダーとして活動している。『商店街ポスター展』を仕掛け、佐治敬三賞を受賞。他、東京コピーライターズクラブ最高新人賞、ゆきのまち幻想文学賞など受賞多数。また、都築響一氏編集「ROADSIDERS’ weekly」でも写真家として執筆中。ツッコミたくなる風景ばかりを集めた『隙ある風景』日々更新中。http://keitata.blogspot.jp
(引用:電通報 https://dentsu-ho.com/people/189)
私が日下さんのことを知ったのは、
2012年に初めて開催された
『商店街ポスター展』が
キッカケでした。
『商店街ポスター展』とは?
電通の若手社員が商店街のユニークなポスターを制作し、町おこしにつなげるボランティア企画。大阪では、新世界市場や文の里商店街での開催が有名である。

日下さんは
その仕掛け人として注目を浴び、
今では日本各地の
地域おこしプロジェクトを
手がけておられます。
そんな日下さんのトークイベントは、
ショッキングな言葉から
スタートしました。
「広告は永遠の邪魔者である」
※この言葉は日下さんが考えられたものではなく、電通に入社後の研修で、初めに先輩社員から教えられた広告業界の前提のひとつだそうです。
「広告は永遠の邪魔者である」
みなさんはどう感じられますか?
広告を扱う身としては
耳が痛い言葉ではありますが、
イチ消費者の立場から考えると
ものすごく納得します。
例えを2つ挙げます。
途中でCMに変わったら、何をしますか?

・・・私はトイレに行きます。
広告が出てきたら、どうしますか?

・・・私は「スキップ」を押します。
そう。
広告って、誰もすすんで見たくはない。
世間的には「邪魔者」なんです。
そんな、ほとんどの広告が
スルーされている現代において、
日下さんの広告は
出すたびにヒットを打ち続けています。
なんでなん?!
と、気になりますよね(笑)
トークイベントでは、
日下さんはその理由を
惜しみなく教えてくださいました。
中でも、
私がいちばん印象に残っているものを
ピックアップしてお伝えします。
What to say と How to say
広告業界において、
広告やコンセプトを考える際に
以下の2点をしっかりと捉えることは、
基本とされる考え方です。
- What to say … 何を言うか
- How to say … どのように言うか
(インパクトを考えるあまり、意外と忘れられていることが多いのも事実ですが…涙)
日下さんは、この基本を
徹底的に考えられるそうです。
企業のメッセージを、いかに世の中の人が見たいもの・聞きたいものに変換するか…。
そして、そのときのポイントは
いかに「短く」
いかに「わかりやすく」
表現するかだ
とおっしゃっていました。
自分ごとに置き換えてみる
前項でお伝えした
広告を考える際のポイントを
聞いたとき、
これは
自社サービスの宣伝や、
職場でのプレゼンテーションの
機会にも置き換えられるな
と感じました。
そこでまず考えたことは、
思わず見入ってしまう(聞き入ってしまう)広告やプレゼンと、退屈で仕方がない広告やプレゼンとの違いについてです。
私が考える
それぞれの特徴をまとめてみたので、
ご紹介します。
思わず見入ってしまう広告やプレゼン
- 商品・サービスについて嘘をつかない(メリットもデメリットも伝えている)
- シンプルでわかりやすい
- 感性が刺激される(おもしろい、きれい、ためになるetc…)
- ユーザーの心理をとらえている
- 普段の生活で使いたくなる言葉がある
サッカー日本代表の大迫選手に対して、高校時代の対戦相手であった男性が発したセリフ「(大迫)半端ないって!」。
いろんな日常の場面で使われていたのは記憶に新しいですよね。
退屈に感じる広告やプレゼン
- 商品・サービスの自慢話ばかり(良いことしか伝えない)
- ユーザーの視点が入っていない
- 情報量が多くてわかりにくい
- ユーザーを説得しようとしている
- 他者との違いが不明瞭(価値が伝わらない)
いかがでしょうか?
これはあくまでも
私の個人的な意見ですので、
是非みなさんも考えてみてください。
ご自身の発信を客観的にとらえる
良い機会にもなりますよ。
伝わる広告(発信/プレゼン)とは?
これまでの情報を整理して、
伝わる広告(発信/プレゼン)について
まとめてみたいと思います。
伝わる広告(発信/プレゼン)とは?
- 商品やサービスの価値をシンプルに伝えている
- デメリットと考えられる点も正直に伝えている
- 商品やサービスを伝えるターゲットを絞っている
- ターゲットの「かゆいところ」までリサーチできている
- 直感に響く魅せ方をしている
まとめ
いかがでしたでしょうか。
電車の中吊りやテレビ番組、
SNSや動画配信サイトなど、
私たちの生活の一部
とも言える広告。
そこには、
意外にもシンプルな手法が
とられていることが
お分りいただけたかと
思います。
これからの
みなさまの宣伝活動に
お役に立てますと幸いです。
それでは、
今回も最後まで読んでくださり
ありがとうございます!
充実した1週間をお過ごしください^^